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空気感

数日前に撮ったものだが、不思議な立体感、換言すれば空気感が漂っているように感じる。家のファサードのユニークなつくりが理由かも知れないが、ファサードが空と左の樹との間につくる空間の奥行き感もその理由かも知れない。

階調

「小さい漁港」(a、b)の画像を少し拡大すれば、海面の階調が豊かで、滑らかさがよく写し取られているのが分かる。また階調が豊かであれば、全体の空気感も伝わってくる。そして空気感は、「抜けがいい」と感じる程度とも関連しているのだろう。

これらの効果は使ったレンズによるもの。こう断定するのは、今回使ったのは、Lumix 20mm F1.7の単焦点レンズだが、これと持っていたOlmpusの標準レンズ、14-42mm F3.5-5.6 で撮ったものを比較した結果、その差が明らかだったからである。

Olympusのレンズも解像度は悪くないし、描写も正確なのだが、平板、中性的で、Lumixのレンズが表現できる階調の滑らかさのレベルには及ばない。

少し調整してみた

霧雨とかを撮るのは結構難しいので、今回はPモードだったが、ISOを200、ホワイトバランスを曇り、露出補正を+1.0で少し調整してみた。その結果が上の写真。われながらまぁまぁかな、と。本来はシャッタースピードをすこし落とし、絞りも開け気味にして(明るくしながら)、ISOなどを調整するMモードで撮るべきなのだろうが、まだそれを短時間でやれるほどの腕がない。

「まぁまぁかな」などと、つい自惚れた言い方をしてしまったが、そうではなく、ただ撮ったカメラやレンズが優れていたからだろう。撮ったカメラのLumix GF1はフルオートの「iAモード」というのがあるが、このモード、結構優秀なので、これで撮ったら、よりいい写真になったかも知れないということ(笑)。

GF1でミニフィギュア

こんどはGX1に変えてGF1でミニフィギュアを撮ってみた。これはAutoモード(LumixではiA)でF値は2.0。カメラからの距離は20cmほど。

首まわりの白い羽毛部分の質感がよく出ている(この画像サイズだとわかりにくいが)。ボケ感もそこそこ。

Lumix GX1

Lumix GF1のほぼ一年後、2011年に発売された兄弟機。これも価格コムで高い評価があって気になっていたが、たまたまヤフオクで安く出ていたのでポチってしまったもの。

スペックは画素数が1600万に上がったくらいで大きな差がない。サイズはすこし小さくなっている。GFシリーズはGF1以降エントリー向けに特化していったので、GF1にあった高級コンデジ路線の要素を継承していこうとしたのがGX1らしい。GX1の後継機は2013年に出たGX7。

画質もGF1と大きな違いがない。逆に言えばGF1が優れていることになる。

GF1もGX1も「抜けた感じ」の写真が撮れるのだが、結局それはフルサイズとはもちろん、普及しているAPS-Cサイズと比べてもマイクロフォーサーズのセンサーサイズが小さいのでその分、被写界深度が深くなることが原因なんだろうと思う。たぶんこのことと階調感のよさも関係しているのではないか。ただこの利点はボケにくいなどの欠点とセットになっている。こんなことはマイクロフォーサーズを使っている人にはとっくの昔に常識なんだろうが。

Lumix GF1

あまり意味はないが、ここしばらくここで書いているように、気に入ったカメラなので、画像をあげておこう。主なスペックは次の通り。

  • 2009年9月発売
  • ミラーレス一眼
  • マイクロフォーサーズ LiveMOS
  • 有効画素数1210万
  • JPEG/RAW
  • ISO100〜3200
  • ライブビュー
  • モニター:3インチ 36万ドット
  • 内臓フラッシュ
  • 動画:HD 60P
  • ビューファインダー、防滴、手ぶれ補正、WiFIなし
  • サイズ:116.3X67.8X39.4mm
  • 重量:318g(バッテリー、カード含)

OlympusのE-P1などと並ぶ、マイクロフォーサーズ初期のカメラ。発売から13年以上経っている。しかしE-PIなどと比べても出力されるイメージのクオリティーははるかに高いし、今でも十分に通用するだろう。機能は昨今のカメラと比べたら、ないないづくしだが。

純粋にイメージを訴求したいのであればこのカメラで十分ではないかと思ったりする。

驚いた

今日、近くの(森とまではいかない)林に入って Panasonic GF1で 少し撮って見たが、帰宅して、PCの画面を見て驚いた。

かなり前になるが同じ場所で Canon 5D や、Olympus E-M5で撮った時には露出調整がうまくいかずピンボケやブレの連発だったが、なんとほとんど100発100中でボケ、ブレなしのものが撮れていた。

それだけでなく、前記事で書いたように「抜けてる」感じのものもあり、立体感も出ている。正直なところ、これは(撮影が適正なときの)フルフレームの5Dで撮ったと言われても見分けがつかないだろう。

光があまり差し込まないほの暗い状態という撮影条件は同じだし、GF1 と E-M5 は同じマイクロフォーサーズだし、なぜこんな違いが出るのかよく分からない。GF1で は Lumix G 20mm/F1.7 のレンズを使ったが、このレンズが優れているのか、それともGF1の機能が優れているのか。レンズは数日前にも使ったが、その時はそんな印象は持たず、むしろ歪曲収差が大きくマイナスイメージがあったくらいだ。

抜けてる感じ

OlympusのE-M5がどうもいまいちなので、マイクロフォーサーズのカメラをあれこれ調べていて、Panasonicの古い小型カメラのGF1がフイルムライクでなかなかいい写りという意見が価格コムで出ていたので、安ければとヤフオクをチェックしていたら、レンズこみで17,000円で出ていたので落札した。2週間ほど前ほど。

それから近所の散策で数回持ち出してあれこれ撮り、帰宅してからPCでチェックしていたら、あれ、何か抜けてる感がすると思う一枚があった。それが下にアプしたもの。なにせ感覚的な話しなので分かりにくいと思うが、山の頂上付近で雲と触れるところにそれを感じる。「抜けてる」とは写真でもよく使われる表現だが、この感覚がこの表現で意味されているものと同じかどうか定かではないが、そう表現するしかないような感じ。

コンデジ

ここしばらく、コンデジで撮っている。写真に個人的に興味が出たきた頃には(たぶん多くの人がそうだろうと思うが)コンデジを使っていたが、一眼レフを使うようになってからはほとんど持ち出さなくなっていた。

ところが、どういう風の吹き回しか、最近また使って見たいと思うようになって、手持ちの Canon Power Shot G9 を持ち出してみた。撮ってみると、意外といい写りですこし驚いた。たぶん最初の頃は使い方をよく分かっていなかったんだろうと思う。

どういう風の吹き回しかを再考してみると、外に持ち出し、構図などじっくり考えないでバシバシ撮っていく場合、レンズがfixなのはやっぱり便利だからだろう。コンデジで経験を積み、勉強してからレンズ交換方式の一眼レフ(あるいはミラーレス一眼)にいく、あるいは撮影目的によって使い分けるのが王道なのかも知れない。

E-M5とPL-1の比較

ねんのために、E-M5とPL-1で庭のタンポポを寄って撮り比べてみた。今日掲載したのはPL-1で撮ったもの。解像度も十分でボケ具合もよく過不足ない写りをしている。E-M5もほぼ同等の絵作りになっていた。解像度ではE-M5がかなり優っているはずなのにPL-1はまったく負けていない。

しかしこの結果からは、皮肉にもPL1が優秀であることはわかったものの、E-M5が特別に劣っているとまでは言えない。謎は残ったままだ。やはり単焦点のレンズで撮ってみて、はたしてそれがE-M5の性能を引き出すことができるのかどうか確かめる必要があるのだろうか。