「小さい漁港」(a、b)の画像を少し拡大すれば、海面の階調が豊かで、滑らかさがよく写し取られているのが分かる。また階調が豊かであれば、全体の空気感も伝わってくる。そして空気感は、「抜けがいい」と感じる程度とも関連しているのだろう。
これらの効果は使ったレンズによるもの。こう断定するのは、今回使ったのは、Lumix 20mm F1.7の単焦点レンズだが、これと持っていたOlmpusの標準レンズ、14-42mm F3.5-5.6 で撮ったものを比較した結果、その差が明らかだったからである。
Olympusのレンズも解像度は悪くないし、描写も正確なのだが、平板、中性的で、Lumixのレンズが表現できる階調の滑らかさのレベルには及ばない。